記事No.: 40   日時: 2017/07/28(Fri.) - 2017/07/30(Sun.)


  7月末の梅雨が明けて暑さがピークになった頃,時期的に行けそうなタイミングだったので,急遽,航空機とホテルを予約し,次の島へ向かいました.目的地は,今まで行った鹿児島の飛行機で行ける離島シリーズ,種子島,屋久島,奄美大島,喜界島,徳之島の次の,沖永良部島です.

  先ずはいつもの羽田空港のJAL側の路線へ.上記の離島へはANAは就航していないので,島に行く時はいつもJALです.


行きの羽田空港

  今回も特に事件は無く鹿児島空港でプロペラ機に乗り換えました.感覚的な事ですが,奄美諸島は島によって客層はあまり変わらない気がするので,到着するまでは喜界島や徳之島に行く時と同じような感じです.


沖永良部空港

  沖永良部空港に到着.到着はお昼頃だったけど,この日は島の北東の端から歩いて南西の端までと言う長距離を歩く予定で時間が意外と無かったので,ここでマイワイフが朝早起きして作ってくれたお握りを食べました.


空港の横道

  レンタカー屋やタクシー乗り場やバス乗り場をスルーして空港の外へ.


南東の道

  少し南下して,その後は西に向かいました.歩き始めてすぐにちょっと暑過ぎてマズいと思ったけど,気にせずに最初の目的地に向かいます.


笠石海浜公園

  公園に到着.人は全然居なかったので,休憩する場所には困りませんでした.


公園の海

  自販機でコーラを買って,海を見ながら休憩.今回の旅行を通して言える事なのですが,暑くて日差しの強い浜辺に行くのが大変そうで,基本的に海は少し遠くから眺めてました.


高台からの景色

  入口付近の高台に登ったところ.一部の花壇はまだ耕された直後くらいでした.


園内のカフェ

  地図の表記によるとカフェのようですが,ドアの奥は暗くて人が居るかどうかは分かりませんした.


細い道

  公園を出た後は,県道の方へ進みました.


広い道

  県道84号線に出たところ.暫くこの道を南西へ進みます.


南洲神社

  ここは目的地ではなかったのですが,大きな神社があったので少し立ち寄りました.


和泊町

  和泊町の中心街に到着.他の奄美諸島やトカラ列島などにも行ける港があるところです.船旅は時間がかかって普通の社会人には難しいところです.


道路

  引き続き84番の道路を南西に歩きます.


町堺

  東西で言う島の中心あたりまで来たところ.看板に「和泊・知名」と書いてあったので,ここが町の境になるのでしょうか.沖永良部島の奄美・沖縄の島には無い特徴として,島の大きさの割りには町が2つあります.ネットで調べた感じだと合併の話もあったようですね.



  県道から分岐する道の付近で水とお茶を買いました.町堺を超えたあたりから結構な距離に自動販売機が無くて,水分補給的にかなり危険な状態でした.


海方面の道

  高校の辺りの脇道を通って,工事現場で通行止めで引き返したり色々して海の方向へ.


県道を外れた道

  歩道の無い道を更に南西に向かって歩きます.


うじじ浜

  1日目の最後の観光の目的地,うじじ浜に到着.奥にあった船はどうやら乗ってはいけないようでした.残念.


岩場

  もっと岩場の辺りを探検したかったけど,時間的にも気力的にも厳しい状況だったので諦めました.

  そして再び西の方へ歩き出して少しすると,広くない道で徒歩の人は目立つらしく,地元の(自動車に乗ってた)人に,町まで送ろうかと声をかけられました.この時はもう少しで到着だったし断ったのですが,親切な人に会うと疲れててもテンションが上がります.


知名町

  知名町の中心地に到着.和泊町とは1週間ずれたスケジュールで祭りが予定されているようです.部外者としては折角だから合同で同じ日に開催したら良いような気がするが・・・.

  この後は微妙な上り坂も疲れててギリギリの状態で上り,ホテルに到着.夕食の事はまだ考えてなかったのですが,取り敢えずシャワーを浴びて少し寝ました.


夕食

  外に店を探しに行く気力も無いしどうしようと思ってたら,ホテルのレストランが地元の料理っぽいメニューもあってかなり良い感じでした.野菜炒めの定食のセットを食べました.



  2日目.

  1日目の疲れや外の暑さや大体の歩くスピードを考慮しつつ,旅行前に計画してた周る場所を少し修正してから,朝食へ.


朝食

  Juuma氏が大変好むと言われている,バイキング形式の朝食.ご飯をよそって納豆などをかけようかと思ってたら,奄美諸島で最強の旨さと名高い(侍り社調べ)鶏飯があったので,慌てて鶏飯の具材をご飯に載せて,他のおかずは少な目にしました.現状,奄美大島,喜界島,徳之島とここで,それぞれ必ず鶏飯を口にしています.


朝の道

  ホテルを出て少し歩いたところ.この日は山の方面に向かいます.


山道

  前日までと違って基本的に上り坂の道.すぐに汗が凄い事になったけど,この日は,山道に入る前にコンビニで2Lの水を買っておいたので安心です.


ハイビスカス

  沖永良部島にもハイビスカスが至る所に咲いていました.上図の場所では,周囲に蝶が沢山飛んでいました.


日陰

  範囲が広い日陰+座れそうな縁石,と言う,意外とありそうで無い休憩スペースになるポイント.


山の上の道

  坂を概ね登りきった所.写真だけだと直射日光で暑そうだけど,山の頂上に近付いたために風が吹いていて,見た目よりも涼しい場所でした.展望台の案内などが見付からないので,GPSと地図を駆使して目的地を探しました.


土の細道

  恐らく展望台に行けそうな道を通る.


大山植物公園の展望台

  公園の展望台に到着.見た目からしてあまり管理がされてなさそうです.


展望台からの景色

  島の最高所か若しくは,それに準ずる高さの場所なので,良い眺めです.


下の日陰

  下に屋根付きの椅子があったので休憩.水道が無かったので飲み水を少し使ってシャツを洗います.今回の旅行は,とにかく水分のマネジメントが重要となります.


アンテナ

  公園を出た辺りに巨大なパラボラアンテナがありました.別の場所にも幾つか散見されました.何かの観測をしているのでしょうか.


下り坂

  次の目的地に向かうため,下り坂の多い道を進みます.


昇竜洞入口

  昇竜洞の案内を発見し,入口に向かいます.チケットを買う所で受付の人が居ないので周囲を探してから料金を払いました.その時に,「車は何処に停めましたか?」と訊かれました.まぁ,ここは普通,自動車でしか来ないんですよね・・・.


昇竜洞内部

  スピーカーからの音声案内を聴きつつ内部へ.鍾乳洞を見たのは初めてだったので,なかなか驚きました.


ライトアップ

  時間と共に色が変わる光でライトアップされてるものもありました.


昇竜洞深部

  奥の方まで進んだところ.鍾乳洞の見応えはともかく,洞窟の内部は非常に涼しくて,暑い中歩いてきた自分としては非常に助かります.


昇竜神社

  洞窟内に神社がありました.こう言う所の神社はオシャレです.粋なものです.


だるま岩

  雪だるまに見えるけどこれも鍾乳石.


岩の隙間

  何かの骨のように見える狭い隙間だけど,普通に通り道です.人によっては通り抜けられなさそうです.


昇竜洞出口

  出口が見えてきました.ここは入口と出口が別になっていて,出口の先には飲食店がありました.そしてちょうど昼時だったんだけど,汗で全身濡れてて椅子に座ると迷惑がかかりそうだったので,飲み物だけ補給して出発しました.


山羊

  出発してすぐの脇道に居た,タイヤに繋がれている山羊.興味ありげにこちらに近付いて来るけど,こっちから近付くと逃げられます.


西への道

  今度は西側の海岸の方へ進みました.


住吉暗川

  暗川と書いてクラゴーと読む場所.この写真は明度をかなり弄っていて,実際は奥の方は真っ暗で,中に入れるのかどうか良く分かりませんでした.


西の海への道

  クラゴーを出た後は少し引き返して,西の海の方の細い道に向かって進みました.


サマーポインセチア

  葉の一部が赤くなってる自分的に珍しい植物.ネットで色々調べてたら,どうやらサマーポインセチアと言う名前だそうです.


別の山羊

  再び山羊を発見.徳之島と違って牛はあまり見掛けませんでした.


ビーチロック

  西の海岸,"ビーチロック"と案内が出てたので行ってみた場所.特に観光スポットっぽい設備は無く,更にビーチロックと言うのは地名を表すものでもなかったようです.県道じゃない店や自動販売機の無い道を歩いてるから,余分に歩いてしまうと水分不足になりそうです.


珊瑚の塀

  喜界島の阿伝などで有名な珊瑚の壁を発見.この辺りも民家などは無かったけど,工事現場があり,そのためなのか自動販売機が置いてあって何とか少し復活出来ました.


向日葵畑

  海岸へ分岐する道沿いの,向日葵が多量に植えてあった畑.


屋子母海岸

  屋子母海岸へ到着.ここは食事処っぽいところがあったり,規模の大きい海岸でした.


メッシュ型の屋根

  この日も20km近く歩いていたので,座って休憩しようと思ったら屋根がメッシュ型で微妙に日陰にならない仕様.これが普通の屋根になっていてくれるだけで体力の回復度合いが違うと言うのに・・・.


南への道

  屋子母海岸を出たあたりから,割りと道路がちゃんとしてきました.


フローラルパーク

  フローラルパークと言う所に到着.・・・しかし,割りと普通の公園で観光地っぽくないので,中には入らずにスルーしました.


発電所の付近

  地図上には何も書いてなかったけど,知名町の中心地の傍に火力発電所がありました.あまり送電線は高圧線っぽい形をしてなくて,本土よりも電圧の初期値が低いのかも知れません.しかし電柱と電線はいっぱいで面白い.

  そんな感じで,2日目は1日目の反省を活かして水分補給には気を付けてたので,体力がまだあるうちにホテルに帰着しました.


フーチャンプルー

  昼食を食べてないので夕食は多めに頂くことにしました.先ずは麩が入っているフーチャンプルーと黒糖焼酎.


鶏飯

  その次に鶏飯も食べました.



  3日目.

  この日も徒歩中心で行こうと思ったのですが,飛行機の時間を考えると,ホテルから徒歩のみで空港に行くのは時間的にどうしても足りないので,今回唯一,バスを使う事にしました.


朝食

  他の食べ物はほどほどに,朝食もまた鶏飯.鶏肉もそうなのですが,スープが関東地方では中々飲めない味なので,多量に飲んでおきました.これと同じ物が食べられる店が東京にあれば良いのだが.鶏飯"風"みたいなメニューは見るけど全然違うんだよな・・・.


バス停への道

  出発点のバス停の位置が良く分からなかったので,2つ目に停まるバス停に行きました.バスに乗った直後は自分と運転手だけで,「どちらまで行きますか?」と訊かれました.これはタクシーじゃなくてバスの筈なのですが,実態としてはタクシーとバスの中間のようです.車両もワゴン車だったし.ただ,値段だけはバス並に安く,全体的には便利なものです.


伊延

  畦布まで行きたいと言ったら目的地を訊かれ,ワンジョビーチに行くと言ったら気を利かせて少し先の伊延まで行ってくれました.


ワンジョビーチ

  と言う事で,ビーチに到着.そこそこ人が居ました.皆,地元の人っぽく,凄い日焼けしてました.


水辺

  まだ午前中で元気があったので,少し水辺の方にも行ってみました.やはり南の島の海は良いものです.


ソテツジャングル

  ビーチを出て東へ少し行くと,ソテツジャングルが.しかし手入れされてなくて,普通に進むと大量の蜘蛛の巣に引っ掛かりそうだったので,入るのは諦めました.


伊延港

  そのまま通り過ぎようと思ったけど,とても綺麗で絵になる感じだったので立ち寄った伊延港.この辺りもかなり観光地っぽい雰囲気が出ていました.


西郷隆盛上陸地

  そしてこの港は西郷隆盛が上陸した場所だったそうです.


アダンの実

  徳之島でも見たアダンの実をここでも発見.美味しくないらしいけど,見た目は美味しそうです.


北東への道

  途中の自動販売機で何度か飲み物を補給しつつ,県道620号線を東北東の方へ進みます.


牛小屋

  牛小屋を発見.沖永良部島で牛小屋を見たのは,確かここの1回だけだったと思います.


日本一のガジュマル

  案内が少々分かり難かったのですが,国頭小学校に立ち寄り,敷地内にある日本一のガジュマルを見ました.小学校だけど土日なら自由に入れる仕様です.

  小学校を出た後は,84号線のあと少しの道を空港に向かって歩きました.


ヘルメット

  ヘルメットを2つ貼り合わせた置物を発見.妖怪の猫まであるとは中々新しいです.写真では見切れている位置に,著作権が厳格なネズミもありました.見付からない事を祈ります.

  そして空港まで数100メートルのところまで来た時,ホテルの送迎用のバスが自分の前で停まり,運転してた人が出て来て,歩くの大変そうだからとバスで空港まで連れてってくれました.偶然にも自分が泊まったホテルの送迎バスだったけど,そう言うの関係なく乗せてくれた格好です.この島の人達は外から来た旅行者に優しいですね.


昼食

  空港のレストランで昼食の月見うどんを食べる.セルフサービスの水の方も大量に飲んでおきました.

  その後はお土産を色々買って帰路に着きました.今回は島の外周だけで言えば6〜7割くらいは歩いたので,なかなか楽しめたのではないかと思います.しかし夏の暑い時期にこれだけ歩くのは,水分補給的な意味でなかなか難しかったです.現地の人も全くと言って良いほど歩いてる人は居なかったので,これを見てる皆様は真似する事はせずに,自動車を使うか,11〜1月などのやや気温が下がる時期に行くのが良いと思います.



記: 2017/09/08(Fri.) 



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