記事No.: 28   日時: 2015/11/20(Fri.) - 2015/11/22(Sun.)


  1人旅第3弾,離島巡り第4弾,と言う事で,去年の初の1人旅の奄美大島,今年の屋久島に続き,今度は喜界島に行こうと予約をしようとしたのが8月頃.

  しかし予約日と旅行の日が近いせいか,帰りの飛行機だけ満席で一旦諦め,その後何度か試みるも,どうしても帰りの飛行機だけ満席と言う状況でした.しばらくして何とかキャンセル待ちで予約を出来たけど,確保出来たとの連絡は1ヶ月以上来ず,ほぼ諦めた11月の上旬に連絡が来て行く事が出来ました.キャンセル待ちは精神衛生上良くないので今後は止めておこうと,出発前に取り敢えず反省.

  そんな訳で観光の計画はギリギリになってから始めたけど,島内では徒歩か自転車かバスか車くらいしか使う事が無く,大きくない島なので,ルートを考案するのにあまり苦労はありませんでした.しかしGoogleマップを見ても地名や観光地があまり入ってなくて困ったので,地図を半分自作しました.


自作地図

  上の図では少し文字が読み難いけど,皆様も喜界島へ行く際にはこのような地図を作って置くと便利だと思います.

  地図の他は,きっと島は寒くないから上着は(荷物軽量化のため)持って行かない,雨対策に100円のレインコートだけ持って行こう,それ以上は面倒.と言った感じに万全の準備を行い,有給を取った金曜日の朝,羽田空港へ.


羽田空港

  鹿児島空港は,最早しょっちゅう行ってる感じが出てきてたので,そこまでテンション上がる事もなく飛行機に乗りました.

  鹿児島空港へ到着後,喜界島への便は1時間後くらいだったので,昼食にしました.


昼食(鹿児島空港)

  12時台だったのにも関わらず,周りに食事している人はほとんど居なかったけど,タイミング的にここしかないので,周りを気にせずに食事をとりました.


喜界空港

  喜界空港へ到着.手荷物検査の後のロビーが無いと言う,自分が知る中では最も小さい空港でした.


空港のすぐ傍(その1)

  空港を出て2〜3分歩くと舗装されてない道を見る事が出来ます.そして11月の下旬に差し掛かる時期だと言うのに,東京での初夏くらいに暑いです.


横道のビーチ

  島の西の遊歩道を目指してたので1日目は海を見る予定は無かったのですが,道から少し外れた所にビーチっぽい所がありました.


遊歩道からの海岸

  荒木・中里遊歩道に到着.山の道みたいだったり海沿いだったり,空港の近くにして非常に雰囲気の良い観光スポットです.


オオゴマダラ

  今回の旅行中,草むらや路上など,至る所に図のような蝶が飛び回っていました.たまに踏みそうになるので注意です.


遊歩道1

  メインの遊歩道エリアを歩く.


遊歩道2

  先ほどの写真から少し進んだところ.観光ガイドには夕日が沈む時間がとても絶景と言う事が書いてあって確かにその通りだとは思ったけど,街灯などは全く無いため,夕暮れ時の暗くなる直前のこの道は非常に危険なような気がします.夕日を見る際は懐中電灯必須.


休憩ポイント

  時々,芝刈りをしている人を見掛けたのですが,途中の休憩ポイントも人は全然居なくとも完璧に整備されていました.


遊歩道3

  もっと先行くと,森っぽくてガジュマルっぽい道へ.


奄美が見える広場

  休憩ポイントその2.島の中でも西端あたりになるので,距離の近い奄美大島が良く見えます.


珊瑚の岩

  海の傍に行くと,お金になりそうな珊瑚がそこら中に転がっていました.持って帰って良いのかは良く分からなかったので,持ち帰りませんでした.



  遊歩道の出口あたりの港.日本庭園みたいな景色です.

  遊歩道を出た後は,時間にまだ余裕があったので,手久津久の集落まで歩いて行きました.


手久津久の巨大ガジュマル

  もっと探す事になるかと思ってたけど,割りと簡単に,唐突に巨大ガジュマルを見付ける事が出来ました.

  残りの観光は2日目の自転車移動で行う事にして,適当に道から戻って工事中の場所を迂回しつつ空港あたりまで戻りました.後になって分かったけど,最近のこの辺りの工事は発掘作業だったようです.


空港のすぐ傍(その2)

  空港の傍の行きとは別の道.この島に居ると,飛行機と言うものが失われた古代文明のオーパーツに見えてきます.

  空港に着き,すぐ近くのホテルにチェックイン後,夕食に向かいました.


ホテルのすぐ傍

  暗くなるとホテルの傍でも空港の傍でも街灯が少ないので注意です.車も少ないので危険は少ないが.


夜光貝

  コミュ力の低いJuuma氏にしては珍しく個人経営の居酒屋へ行き,先ずは夜光貝のつぼ焼きを食べました.奄美大島の郷土資料館の展示で見たきりだったけど,まさか食べる事が出来るとは感激です.


豚肉とヒル炒め

  次に期間限定だと何回も推された豚肉とヒル炒めを注文.ヒルが何を示すのか分からなかったけど自分は嫌いな食べ物は無いと言う自信だけはあるので気にせずに頼み,ノビルの事だったと分かりました.


油そうめん

  その後は喜界島,徳之島あたりで有名な油そうめんを食べました.そうめんが温かいまま魚介のような出汁で味付けされてたのですが,見た目はシンプルなのに非常に激ウマでした.食事に関しては,今回の旅行で一番の収穫です.


酒とお菓子

  食事の後は大きめのスーパーがあったので色々購入.周囲に店が少ない中,こう言う入り易い店を見付けると,大体毎日行く事になります.



  2日目.

  どう見ても3〜4人で泊まる広い部屋に1人で寝た後,朝食を食べにホテルのレストランへ.


朝食(鶏飯)

  和食,洋食と,更に鶏飯の3種から選べたため,鶏飯にしました.奄美で食べたのと比べるとやや微妙か.


空港のすぐ傍(その3)

  ホテルを出て,先ずは空港の売店に行って自転車を借りました.珊瑚礁で出来た起伏の少ない島のため,自転車移動が最適なのです.南東あたりの高台に行きさえしなければ.


喜界島酒造(裏手)

  自転車に搭乗し,島を時計回りに少し進むと,酒造会社がありました.この島には黒糖焼酎を造る酒造会社が2つあり,Juuma氏は勿論,両方共飲んだ事はあります.


池治海水浴場

  最初の目的地の海水浴場に到着.割りと小規模.


珊瑚の岩

  海岸の雰囲気は他とあまり変わらない気がするけど,岩が完全に珊瑚になっているのが凄いです.


珊瑚

  500円くらいの珊瑚の小物が10個くらい作れそうな珊瑚も落ちてました.持ち帰ってはいないけど,これ別に持ってっても良かったのかな・・・.


ヤギ小屋

  ヤギ小屋.割りと時々飼われてるヤギを見掛けます.


トンネル

  何の表示も無い道の脇のビーチに入ってみました.植物で出来たトンネル.


中間ビーチ

  その先の海.どうやらここが観光ガイドに書いてあった中間ビーチのようだけど,分かり難かったし確証は持てていません.


サトウキビ畑

  この後の目的地はビーチではなく,少し内陸に入りました.島の海沿い以外は,大体サトウキビ畑でした.


一直線道路

  異様にテンションの上がる長い道路.長い下り坂の箇所もあるためにスピードを出せそうな気がするけど,畑仕事のトラックが時々交差点に来るし,そもそも自転車がボロくて壊れるのが怖いので,ゆっくり走行しました.


小野津

  再び海岸の方に向かい,島の中で2番目に栄えてそうな小野津へ到着.大きい県道から細い道に入って行きました.


小野津プリンスビーチ1

  1〜2番目くらいに広いビーチ.自転車を停めて岩場を適当に歩き回りました.


小野津プリンスビーチ2

  南国なので水は圧倒的に綺麗です.


雁股の泉

  再び県道に戻ったら,何処にあるのか良く分からなかった雁股の泉をすぐ向かい側に見付けました.


ムチャカナ公園

  やや上りの多い道を進んでムチャカナ公園へ.奥の石碑には,美女を無理矢理嫁にしようとした偉い人の伝説が書かれてたのですが,詳細は大体忘れてしまいました.


島の北側

  県道から外れて1車線しかない北部へ.上図の自転車が,この日借りた物です.


ハワイ

  次の目的地,ハワイビーチへ.特に前触れもなく,「ハワイ」の表示です.


ハワイの海

  ハワイの海は割りと岩場に囲まれていました.


北側の林道

  その後は北東の方へ向かいました.島の北端の岬はどこにあったのかイマイチ分かりませんでした.


ヤギ

  また飼われているヤギを発見.


志戸桶海水浴場

  北東の海水浴場に到着.個人的には最も雰囲気の良いところでした.海水浴に行く際は,(近くに店は無いので)空港付近で食料を購入し,車でここを目指すのが最も良いと考えます.


お握り(昼食)

  ここで休憩しつつ買っておいたオニギリを食べました.ランチョンミートのオニギリはアリです.今調べたら,沖縄辺りでは普通にあるみたいですね.


塩道長浜公園1

  島の東の早町の辺りの海水浴場.ここも眺めはとても良し.


塩道長浜公園2

  橋の先まで行って,海を見ながらしばらくぼーっとしていました.


島の東側

  そのまま島の東側を南下し,脇道に入る.


嘉鈍の巨大ソテツ

  巨大と言っても50メートル級とかそう言うわけではないソテツ.確か4メートルくらいでした.


寺社

  島内の至るところにあった寺と言うか祠のような建物.この写真のところは雰囲気もあって良かったけど,中には細長いプレハブっぽい建物に普通の家のドアを付けたようなものも.


阿伝

  阿伝集落に到着.観光ガイドには「珊瑚が積み上げられた石垣が特徴的」な観光スポットと言う事になっていて,確かに珊瑚の石垣ばかりだったのですが,この石垣は他の場所でも散見されたし,そもそも普通の住宅地なので,気軽に写真を取りまくって良いのかどうか.

  島の南東辺りに辿り着いた後は,行き方が良く分からなかった百之台公園への案内板があり,時間も思ってたよりかなり余裕があったので,行く事にしました.・・・百之台公園にさえ行かなければ,喜界島を自転車で周るのは非常に楽です.


夫婦ガジュマル

  急な坂道の途中の巨大なガジュマル.非常に良い雰囲気だったけど,この後,更に長くて急な坂道が・・・.


百之台公園

  少ない手持ちの水を頼りに,坂道を何とか登りきり,公園に到着.


東の景色

  島の中では高所なので,今まで通ってきた道の一部が良く見渡せました.


無名のガジュマル

  公園の傍に幾つかあったガジュマル.前述の2つと違って特に名前は付いてなかったけど,これも中々凄い.


ハイビスカス

  公園の傍のハイビスカス.見たのは奄美以来の2回目です.


島の最高所

  全く行く予定は無かったけど,案内があったので島の最高所にも立ち寄りました.現地人らしき方に,自転車で坂を登ってわざわざ来た事を褒められました.が,多分,お金の無い若い学生だと思われてたような・・・.


花良治ビーチ

  坂道を(登ってきた時間の1/5くらいの時間で)降り,南の方のビーチへ.見た目は良いけど,堤防に囲まれてたので,海水浴と言うより釣りスポットと言うところか.


野生(?)のヤギ

  再びヤギを発見.今度は繋がれておらず,近付いたら逃げられました.放し飼いか野生なのか.


島の南側

  その後は自販機を見付けて水分補給をしつつ,港を見たりしながら西→北に向かい,空港に着いた所で無事に自転車を返却.今回は借りた時のまま無傷です.

  そんな感じで,そこそこ簡単に島を1周しました.殆どの観光スポットを見たにも関わらず時間は割りと余裕があり,走るだけなら2時間くらいで行けると思いました.


唐揚げと焼酎

  夕食のお通しと黒糖焼酎.カウンター席だけど客はあまり居なくて快適.そう言えば,この居酒屋の隣がガールズバーだったんだけど,島に若い人はそれほど多くなさそうだったし,需要はあるのだろうか・・・.


油そうめん(辛)

  少し辛かった油そうめん.美味かったけど1日目ほどの衝撃はありませんでした.他にも牡蠣フライやピザを食べ,ホテルに戻った後も買っておいたペットボトルの焼酎を飲んでから就寝.



  3日目.


朝食(和食)

  この日は和食を選択.鶏飯より明らかにボリュームがありました.


湾の南

  ホテルを出た後は,徒歩で南の方へ向かいました.「湾」は空港がある場所の集落の名前です.


郷土資料館

  少し迷いつつ,郷土資料館に到着し,大量に居た蝶の名前と集落の名称が一通り判明しました.入り口の台帳に住所欄があり,他の人は集落名を記入してたけど,Juuma氏は堂々の県名を記入です.


湾の近辺

  資料館を出た後は,通ってなかった道を歩き回りながらホテルの傍の海岸まで戻りました.サトウキビ以外の畑があったけど,栽培が盛んな白ゴマの畑だったのかも知れません.


空港の裏手

  そのまま空港の裏を通過し,空港の最も近くにして最後の観光スポットに向かいました.


スギラビーチ

  スギラビーチに到着.ここもメジャー所っぽくて広い.


離陸時の飛行機

  丁度,奄美大島行きの飛行機が出るところで,空港の裏手から離陸直前の様子と轟音が聞けました.


白ゴマうどん

  空港のレストランにて,隣に来た現地の人がいきなり三線を引き始めた事に驚きつつの昼食.空港のレストランなのに,周りは気軽に色々話してたし,常連が集う個人の食堂みたいな雰囲気でした.


帰りの喜界空港

  売店に酒が売ってなかったので急いで近所の商店で土産の黒糖焼酎を買ってから,帰りの飛行機へ.ここは手荷物検査後のロビーが無く,出発直前に検査してそのまま飛行機に乗り込むと言う斬新なスタイルでした.

  帰りは鹿児島空港を経由し,羽田で降り,周囲がコートを着込んでる中,半袖で日焼けした状態で帰宅.

  今までの1人旅行よりマイナーな行き先で,観光地っぽい雰囲気は少なかったけど,人が少ない事と小さくて起伏が少ない島のため,時間に余裕を持ちつつかなり自由に行動する事が出来ました.島までの交通の事を除けば,旅行の初心者にも勧められる良い島でした.



記: 2016/01/13(Wed.) 



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