記事No.: 17   日時: 2013/02/23(Sat.) - 2013/02/24(Sun.)


  2012年冬,今回は鹿児島旅行に行こう,と言う事でJuumaとヴェハーリ氏とで打ち合わせを行い,飛行機の発着時刻を色々調べていたら,朝に出発して羽田空港→鹿児島空港→種子島空港への乗り継ぎが非常に上手く行く事が分かり,今回は種子島宇宙センタの見学をメインにした旅行にする事に決定しました.と言う事で,今回はJAXAの施設の写真多めの日記になります.

  2月23日朝,前後2週間の仕事が非常に難航し,家に帰れない日があったり,油断すると休日出勤になりそうだったので,先読みして「納期を見積もるとこれくらいかかる,前倒しは出来ない.」と主張して上手く回避したり,寝不足気味だった事もあって先ずは寝坊しない事が今回のポイントでした.実際に旅行で寝坊した事はないけど,少しの遅れで全てが台無しになってしまうので,そのうち駅員が使う自動でベッドが起き上がるような,高性能な目覚ましを買う事も考えていたりもします.


朝の羽田空港

  ・・・と,言うような事を羽田空港で合流したヴェハーリ氏と話しながら出航時間を待ち,先ずは鹿児島空港へ行き,着いてすぐに乗り換えて種子島空港へ向かいました.空港での乗り換えは初めての経験だったけど,荷物チェックも無いし今回は搭乗口も近かったし,JRの東神奈川駅で京浜東北線から横浜線に乗り換えるよりも楽でした.あの駅は階段を上る時に反対からダッシュして降りてくる人が居て非常に危険です.


種子島空港

  種子島空港に着き,出口と反対側の図.何も無い感じが凄かったのでつい撮ってしまいました.出口には「おじゃりもうせ,種子島」と書いてありました.

  空港を出て凄くテンションの高い店員が居るレンタカー屋に行き,「種子島は初めて?」「仕事?観光?」「JAXAの食堂は時々やってない事もある」「ここに弁当屋がある(地図を指しながら)」とか色々な事を訊かれたり教えて貰いながら車を借りました.自分はああ言う高速な会話はどちらかと言うと苦手なのですが,大体全部レスを返せるヴェハーリ氏は旅行スキルの高さ故なのかも知れません.

  少し逆走したりヤシの木やサトウキビやマングローブがあったり南国の雰囲気満点の道を(詳細な時間は忘れたけど)1時間強ほど走り,島の南東の種子島宇宙センタに向かいました.


宇宙センタの敷地内

  敷地内も思ってたよりとても南国でした.広い敷地にロケット発射台や色々な建物が点在していると言った感じで,大変リゾート的な雰囲気です.砂浜が,関東地方のそれよりも白い.

  着いてから少しして,予約していた見学ツアーのバスに乗り,ガイドの人に,JAXAが種子島に出来た理由などを聞きながら展望台に向かいました.聞いた事は,大体Wikipediaに書いてあった事と同様の内容でした.


発射台

  確か,左から大型,中型,小型ロケットの発射台です.ロケットの横に建てる鉄塔は避雷針の役目をするそうです.

  展望台の後は,打ち上げなかったH2ロケットがしまってある格納庫を見学しました.


エンジン

  ロケットのエンジン.車のエンジンを見た時も思ったけど,自分はあまりエンジンの構造には詳しくないけど,見てて何故だかテンションが上がります.


燃料入れ

  ある意味メインの部分に見えるところ.外側のオレンジっぽいカラーリングは,断熱材の色だそうです.このような巨大な物に燃料が入っている事は,地球の重力の大きさを思わせます.


コントロールルーム

  なんとか管制室だか制御なんとかと言う名前だった気がするけど,忘れてしまいました・・・.モニタが小さいのと,USBテンキーらしき物がそれぞれの席にあったのが印象的でした.キーボードではなくテンキーだけが必要と言う事は,ひたすら数値入力をする仕事が多いと言う事ですか.

  見学ツアーが終わり解散した後は,食堂に行って昼食を食べようとしたけど,閉まっていたので,売店で宇宙食を買いました.


もんじゃ(宇宙食)

  見た目や食感はスナック菓子に近いけど,味はかなり本物に近付けてるところに驚きました.たこ焼き(宇宙食)も旨かったです.

  宇昼食(←上手い事言ったつもり)の後は宇宙に関する展示室を一通り見て,その後は特に何も無くて人も寄付いてない砂浜に行きました.一応,砂浜には旧発射台があったらしいけど,その形跡はありませんでした.


砂浜

  春から夏にかけて海の家でも広げたくなるような綺麗で良い砂浜でした.


波間

  それなりに遠かったけど,海の辺りまで行ってみました.海岸沿いに更に先の方まで行ったら,漁船や漁師の方が居てあまり入ってはいけない感じになってきたので,引き返しました.多分,こんなところまで来るJAXA見学者は自分達だけのような気がします.


海側から見た敷地内

  そんな感じで手近な所を一通り散策し,再び車に乗って空港まで戻りました.途中で(行きに見た)マングローブの自生地に立ち寄りました.


マングローブ自生地

  この付近が一際南国っぽさがありました.

  空港に戻り,車を返却し,ここにしか売ってないパッション糖を買ってから鹿児島空港行きの飛行機に乗りました.パッション糖とは普通の黒糖にパッションフルーツの果汁が入った物なのですが,これが凄く旨くて,何とかもう1度買いたいけどネットで調べても売ってる場所が分からず,もし何か情報を持っている方は教えて頂けると大変助かります.このためだけに種子島に行きかねないレベルです.

  空港から鹿児島駅の付近に移動してホテルにチェックインした後,事前に調べて置いた,焼酎の種類が豊富な居酒屋に行きました.鶏肉料理も豊富だったので,焼酎と鶏肉をやたら沢山頼んだ覚えがありますが早々に酔ったので完全には覚えていません.


鶏肉の唐揚げと鶏肉の刺身

  後半は会話をしてたのかしてなかったのか微妙な事になって済みませんでした.


ドリンクを買った

  ホテルに戻ってから,途中のコンビニで買ってきた,飲み過ぎた後に飲むと言われるドリンクを飲みました.エスカップは次の日の朝に飲みました.こう言う類の物は初めて飲んだんだけど,次の日は普通に酒を飲まずに寝た朝よりも逆に調子が良いくらいで驚きました.これで飲み過ぎても全く問題無い事が分かってしまったので,危険と言えば危険です.



  2日目.

  朝,ホテルをチェックアウトした後は,バスで数10分くらいの所の仙巌園に行きました.


仙巌園/入口付近

  流石は南の地方と言うか,まだ2月なのに関東辺りで言う3月中旬〜末くらいの気候だったと思います.


仙巌園/内部

  ソメイヨシノはまだだったと思うけど,他の桜らしき物は沢山咲いていました.



  この写真の,ピントが奥に合っているところと,姪(1歳)に見せたらすぐに桜だと分かってくれたので,割りとお気に入りの1枚です.


桜(確証無し)

  いまいち覚えてないけど,これも確か桜だったと思います.関東地方でも梅と近い時期に咲いてた気がしなくもない.


石の置物

  輪の形の上に平らな形の石が置かれた物が,至る所にありました.どこかに説明が書いてあった気がしたけど,これも良く覚えていません.


倒れそうな大木

  沢山の支えが付いていたり,反対側からもワイヤで支えられていた大木.これが倒れると隣の建物が確実に破壊される位置関係にありました.どのくらいもつのかちょっと不安になります.


池と橋

  庭園物では定番の,水辺と橋も沢山ありました.


分かれ路

  長い上に行き止まりになっていた分かれ路(右側).人も居なくてあまり何も無さそうな感じだったので,一行はこれを華麗にスルーして手前の道を通り,熱帯の植物などがある奥地探索しました.敷地内ではあるらしいけど,山奥の方は他の客は全然居ませんでした.


餅つき機

  水が溜まると木の右側が下がり,溜まった水が流れ落ちると左側が下がって餅をつく機械.そこに餅は無いし,この辺りに人は全然居なかったけど,この機械は延々動き続けていました.

  仙巌園を出た後は隣の尚古集成館を見て,その後は道路の向かいあたりにある異人館に行きました.


異人館

  生麦事件の経緯が詳しく書かれていて,昔の授業の時は用語しか覚えられなかったけど,この時に色々と良く理解する事が出来ました.

  異人館の後は昼食(豚カツ)を食べて美術館へ.


鹿児島市立美術館

  企画展の木脇啓四郎の作品を見たり常設展を見て,その後は近代文学館へ.


近代文学館/メルヘン館

  メルヘン館は名前的には面白そうだったけど,内容は完全に家族連れで小学生以下の子供が遊ぶ感じの所でした.ウッカリ入ったら不審者になってたかも知れません.

  近代文学館で向田邦子の事に詳しくなった後は,桜島が良く見えると評判のシロヤマ公園に行きました.当初,種子島に行かないとしたら桜島方面に行くかも知れない計画だったので,そのうちそっち方面にも行ってみたいところです.


シロヤマの猫

  展望エリアに行く道の途中に,猫がいました.写真を撮ってからそこを立ち去ろうとすると,1分間くらいパーティに加わって後を付いて来ました.


桜島(遠景)

  展望エリアっぽいところから撮った桜島.年に数100回は噴火しているだけあって,今日も元気に噴火していました.

  展望エリアは沢山の観光客で賑わっていて,近くの売店の入口あたりでカセットコンロと鍋を置いて甘酒を作っていたので,ついつい買ってしまいました.


甘酒

  公園は割りと長い道のりだったので,この辺で甘味成分を補給すると疲れが取れます.あと,売店内ではストーブを囲んで地元の人達が会話してる中,猫が何匹か餅のように伸びてくつろいでいました.意外な猫スポット,シロヤマ.

  公園を出た後は,普通のバスと高速バスで空港に行き,帰路に着きました.土産物屋で地元でしか手に入らないと言う焼酎を買いました.この時初めて知ったけど,飛行機に乗る時は酒の持ち込みはOKだけど,本数制限があるそうです.


芋焼酎

  そんな感じで,念願の種子島宇宙センタに行ってみたり,焼酎を沢山摂取したり,鹿児島らしい旅行を色々楽しめたのではないかと思います.

  この付近の島を調べてみると屋久島や奄美大島,その他の島にも行ってみたくなり,1泊2日でも何とか行けそうなところも多いので,そのうち行ってみたいと考えています.


記: 2013/04/14(Sun.) 



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