記事No.: 14   日時: 2011/11/26(Sat.) - 2011/11/27(Sun.)

  時は8月の中旬,Juuma,ヴェハーリ氏,Kijokazu氏の3人で集まり,恒例の旅行の行き先は何処にしようかなんやかんや話し合い,最終的に大分,熊本あたりが候補に上がり,今回は阿蘇山の付近に行こうと言う事に決まりました.詳細な話の流れは覚えてないけど,阿蘇山に行きました.

  旅行前日に持って行く荷物のチェックをしていると,数年前に中古で安く買ったデジカメがついに壊れている事に気付き,新たに買う時間も無く,使い捨てカメラはデジタル化が面倒なので,ヴェハーリ氏の撮った写真を頂いて使う事にしました.そう言うわけで,長文日記初の,文=Juuma,写真=ヴェハーリ氏の2人体制でお送りします.


朝の羽田空港 (撮影:ヴェハーリ氏)

  11月26日の朝,先ずは割といつものように羽田空港に向かい,ヴェハーリ氏と合流し,詳細な計画にあまり関われなかった事に関して謝罪会見を開き,熊本空港行きの飛行機に乗りました.金属探知機には勿論引っ掛かりました.ちゃんと全て別容器に移すのはとても難しいです.

  熊本空港に着いた後はKijokazu氏と合流し,レンタカーを借りました.この日,ハイブリット車を初めて運転しました.ハイブリット車とは,充電池を利用して燃費を良くする機構を持つ,ニュータイプ専用機の事です.皆ニュータイプだったので最初は少し戸惑ったものの問題無く運転出来たけど,Kijokazu氏は免許を持ってなかったため運転しませんでした.ガンダムと違って自動車は免許が必要なのが不便なところです.

  最初の目的地として,昼食を食べるために道の駅/大津に行き,馬の肉が入った丼を頂きました.


馬肉丼 (撮影:Juuma)

  その後は阿蘇山全体で言うと北西の方,中岳火口に行きました.この付近は全体的に樹が少ないエリアが多く,標高の高いところから見下ろす景色は他に類を見ない雄大なものが多くて,普通にドライブするだけでも楽しい道のりでした.


中岳火口の付近 (撮影:ヴェハーリ氏)

  植物が殆ど無くて,山としては不思議な雰囲気でした.


阿蘇山の崖 (撮影:ヴェハーリ氏)

  地層が良い感じに見える崖.


阿蘇山の平地 (撮影:ヴェハーリ氏)

  かと思うと,ずっと向こうまで続く平地.


火口 (撮影:ヴェハーリ氏)

  火口には緑色の温泉っぽい液体が溜まってたけど,あれは多分,入ると死にます.ロトの鎧が無いと死にます.


阿蘇山の平地の先 (撮影:ヴェハーリ氏)

  平地を少し進んでみたら,やや本格的に登山している人も居ました.吹雪も無く良く晴れてたので,頂上を攻めるには良い日和だったのだと思います.

  阿蘇山を一通り見物し,土産物として売っていた硫黄を買うのを諦めた(帰りの飛行機に乗れなくなるから)あとは,火口の割と近くの草千里に行きました.


馬のりば (撮影:ヴェハーリ氏)

  「馬のりば」と書かれている屋根の側で乗馬している人が何人か居ました.熊本は馬肉だけではなくて乗るための馬も居るのか・・・.


草千里 (撮影:ヴェハーリ氏)

  平地に降りてみました.阿蘇山の火口付近よりは植物はあるけど,樹木はあまりなく,やはり見通しは良くて広大な雰囲気を感じさせます.


草千里の丘と水たまり (撮影:ヴェハーリ氏)

  この景色で近くに馬が居ると言う状況は,阿蘇山以外では,20世紀初頭のアメリカくらいかも知れません.


待機中の馬達 (撮影:ヴェハーリ氏)

  仕事中の馬に比べて,多くの待機中の馬が居ました.なんだか暇そうです.あと,大体は日本の女性っぽい名前が付けられていました.

  草千里を練り歩いた後は,泊まる予定のホテルに向かいました.その途中で,いかにもなカルデラを発見.


カルデラ (撮影:ヴェハーリ氏)

  これを見た瞬間に,「あそこに(この世界のどこかにある)オーブを載せると,封印されている熊蔵が蘇る.」と言ったらヴェハーリ氏とKijokazu氏のツボに入り,2日間そのネタを引っ張り続ける事となりました.このネタを膨らませると短編RPGのネタが1つ出来そうです.

  ホテルに着いてチェックインした後は,だご汁の食べられる店に夕食を食べに行きました.


1日目の夕食 (撮影:Juuma)

  そして食べ終わった後,「店員のうちの1人が戸松遥に似ていた.」と言ったら,またこれも何故かヴェハーリ氏とKijokazu氏のツボに入ってしまいました.現時点で2人が知ってる20代の声優は,この人しか居ないと思います.

  自動車で来たため夕食のときは酒を飲まなかったので,酒やお菓子を買い込んで夜中までホテルで近況やゲーム制作の事などを快談しました.「快談」は昔の小説に載ってた単語なので普通には変換出来なかったけど,あの時の状況を考えると適した言葉だと思います.



  2日目.

  最初の目的地は,多量の熊が居て,他にも(度胸さえあれば)触る事が可能な動物が多数居ると言う,カドリードミニオンに行きました.開園の10分前くらいに着き,家族連れに混ざって開園を待ちました.

  入ってみると,早速近くに熊の居る檻があったので,鑑賞しました.但し鑑賞したと言うのはこちらの言い分で,人が熊に鑑賞されていたと言う可能性も否めません.


こちらを鑑賞するヒグマ (撮影:ヴェハーリ氏)


歩きつつこちらを鑑賞するヒグマ (撮影:ヴェハーリ氏)

  高いところから見下ろす,餌を投げ入れる事も可能な形状をした檻もありました.


欲しがる熊 (撮影:ヴェハーリ氏)

  両手を挙げて餌を欲しがり,客が餌を投げ込むと拾って食べていました.但し欲しがっていると言うのはこちらの言い分で,金銭的な見返りを元に仕方なく食べている可能性も否定出来ません.大食い選手権的なアレです.また,欲しがっているのは本心だけど,彼らの求めているものは食べ物ではなく自由なのかも知れません.


老シロクマ (撮影:ヴェハーリ氏)

  こちらのシロクマは特に(自由を)欲しがってはいませんでした.近くに居た係員の話に依ると,かなり老齢のシロクマらしいです.


更に欲しがるヒグマ (撮影:ヴェハーリ氏)

  (ゲーム機を)欲しがる熊達.こう言う区画が幾つかあって,皆何かを欲しがっているんだけど,この区画だけ,何だか不思議なポーズをしている熊が居ました.


不思議なポーズで欲しがる熊 (撮影:ヴェハーリ氏)

  基本的に上記の手で足を掴むポーズを維持し続け,餌が近くに来ると手を離し,拾い,食べ,その後は再び足を掴み,ポーズを維持してひたすら待つと言うスタンスでした.プロフェッショナルで良い事だと思います.

  熊を一通り見た後,犬と遊べる広場に行きました.


暖房の傍で暖まる犬 (撮影:ヴェハーリ氏)

  しかし,今は寒い時期のため,多くの犬達は暖房の傍で丸まって,あまり遊んだりする状況ではありませんでした.声を掛けてもほぼ無反応・・・.


なんとか持ち上げられた犬 (撮影:ヴェハーリ氏)

  それでも何とか頑張って誘い出し,嫌がりながらも動き出した1匹を持ち上げました.この寒い時期の接客,お疲れさまでした.


もう1匹持ち上げられた犬 (撮影:ヴェハーリ氏)

  服を着ている小型犬以外にコリーが3匹居たので,そのうちの1匹に(札束を差し出しながら土下座して)頼んで抱っこしました.係員曰く,このコリーは抱っこの練習等はしていない別枠の役割を持った犬なので気を付けて下さい,とのことでした.犬を飼ってる人から見れば,練習とかあまり関係無いと思います.

  その後は色々な動物を触る事が許可されているエリアに行きました.カピバラの小屋を見ると,「ただ今散歩中」と書いてありました.どこかで係員が散歩させてるものと解釈していたら,道の脇に佇んでました.


景色にとけ込むカピバラ (撮影:ヴェハーリ氏)

  その近くにはラマが居ました.


ラマ (撮影:ヴェハーリ氏)

  少し無礼な言い方かも知れませんが,ハンパなくマヌケな顔をしていると思いました.何の悪意も無く空気読めてない台詞とか言いそうです.両方とも褒め言葉です.

  上記のラマは柵の向こうに居て触り難い位置に居たけど,紐で繋がれてるだけでシッカリ触れるラマも居たので,シッカリ触りました.


ラマに抱きつくJuuma (撮影:ヴェハーリ氏)

  首のフワフワ感が大変癒されるので,このラマを触るために年間パスポート(確か6000円くらい)を買う価値はあると思います.他の客達は少しタッチするくらいしか触って無かったけど,それはちょっと勿体無さ過ぎます.まぁ,ラマの方はいきなり知らない人に抱きつかれるのは嫌かも知れんが・・・.


その辺をうろつくダチョウ (撮影:ヴェハーリ氏)

  他にもロバが居たり,誰の監視も無く普通にダチョウが歩き回ってました.羽を少し触ったけど,こっちはそこまで触感は良くないです.

  あと,これだけ全面的に動物をプッシュしておきながら,園の中心には雰囲気の違う建物がありました.


カドリードミニオンの中心部 (撮影:ヴェハーリ氏)

  ここには動物は池の中の鯉くらいなもので,客も1人も居ない謎のエリアで,見た時は作られた意図がとても謎でした.帰ってきてから調べた感じだと,この建物と熊の牧場が合併して,敷地も統合したためにこの様なレイアウトになったようです.

  そんな感じで,色々と他には無い物を見た後は,昼食を食べるために阿蘇駅に行きました.


阿蘇駅 (撮影:ヴェハーリ氏)

  将来,仕事の都合で阿蘇駅の近くに住む事になった際には,カドリードミニオンの年間パスポートを買おうと思います.

  昼食の後は南阿蘇鉄道の高森駅へ.


高森駅 (撮影:ヴェハーリ氏)

  やはりこの辺の駅は良い景色です.


高森湧水トンネル公園 (撮影:ヴェハーリ氏)

  駅の近くの高森湧水トンネル公園にも行きました.上の写真だと普通の川沿いの公園だけど,メインの公園ゾーンはトンネルの中です.


この先が本当の公園 (撮影:ヴェハーリ氏)

  クリスマス特集と言う事で,近くの小中学校で作られたクリスマスツリーが沢山飾られてました.


トンネルの奥 (撮影:ヴェハーリ氏)


  途中まで掘ったトンネルの状態を再現した,立ち入り可能な際深部.ここは元々は公園を作るために掘られたとかそう言う訳ではなく,鉄道を引くためにトンネルを掘ったら水脈に当たって付近の家に被害を及ぼし,やむなくトンネル工事を諦めたと言う経緯があって出来た公園だそうです.目的が達成出来ないと分かるやいなや,キチっと公園に転用して観光地にしてしまう発想は見習いたいと思います.

  高森駅の公園を出た後は,白川水源に行きました.


飲める池 (撮影:ヴェハーリ氏)

  写真だとそこまで分からないけど,もの凄く綺麗な水でした.


水底が良く見える池 (撮影:ヴェハーリ氏)

  底から水が湧いてる様子が良く見えて,これも中々絵になる風景でした.「お金を投げ込まないで下さい」と書いてあったけど,確かにそんな雑菌だらけの物を入れたら酷い事になりそうです.

  水源のあとは,南阿蘇水の生まれる里白水高原駅に行きました.


南阿蘇水の生まれる里白水高原駅 (撮影:ヴェハーリ氏)

  割と有名と思われる日本一長い駅名の駅です.ただ良く考えると,「白水高原」くらいで充分駅名としてOKのような気がします.銀魂のサブタイトルに近い感覚で名付けられたのかも知れません.


丁度やって来た気動車 (撮影:ヴェハーリ氏)

  電車と言うか気動車の本数はかなり少なかったけど,丁度着いた時間から3分後くらいが到着時刻だったので,気動車の到着を待ってみました.電線が無い場合,気動車と呼ぶ事を,この時Kijokazu氏に聞いて初めて知りました.

  以上で観光予定の場所は全て見終わったので,熊本空港に向かいました.阿蘇の南側→北側に向かう山道の途中で,とても見晴らしの良い場所があったので,自動車を停めて少し景色を見まくってから,再び出発し,空港に着いた後は解散して帰宅しました.


見晴らしの良い山道 (撮影:ヴェハーリ氏)

  この場所に限らず,熊本に着いてから帰るまでほぼずっと,全体的に雄大で壮大な景色でした.旅行中は当然,天気が良いにこしたことは無いけど,この時ほど天気が良くてラッキーだと思った旅行は中々無いと思いました.皆様も是非,天気が良い日を狙って1度は阿蘇に行ってみるのも良いかと思います.


記: 2011/12/24(Sat.)



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