記事No.: 7   日時: 2008/11/01(Sat.) - 2008/11/02(Sun.)

  今年もKijokazu氏の居る名古屋に遊びに行こう→名古屋はもうそれほど観光するところが無い→他のところにも行ってみようか→そうだ,奈良へ行こう!

  と言う事になり,奈良(や三重や大阪)方面に旅行に行ってきました.タイトルは「鹿を見に行った」ですが,それは目的ではなくて結果的に見れたと言うだけです.

  メンバは,Juumaとヴェハーリ氏とKijokazu氏の3人です.3人の戦闘力ならぬ旅行に於ける能力(目的地への経路を決めたりとか地理を知っているとか)を数値化したとすると,常人は1000くらいとして,Juumaが20くらいなのに対してヴェハーリ氏とKijokazu氏は5000を越えています.要するに今回の旅行では自分は圧倒的に足手まといと言う事があり,それを克服して自分の役割を考えるのも目的の1つとなって居る筈のような気がしなくもありません.



  1日目.

  お昼には神奈川県→奈良県に移動し終わる予定だったので,6時頃に起きて7時頃には家を出て8時頃には新幹線にヴェハーリ氏と乗りました.車内では延々とゲームと株の話をしてた気がします.

  名古屋に着いてからKijokazu氏と合流.名古屋を0.2秒くらい観光した後,キンテツのトッキュウと呼ばれている謎の乗り物に乗って,山奥にある駅を眺めたりしながら桜井駅に移動しました.ここまででまだ1枚も写真を撮ってなくて済みません.旅行の日記だと言うのに.

  駅の近くで昼食を採り,最初の目的地である"山の辺の道"に行きました.ここは全長16kmの入った者は先ず生きて帰って来れないと言われる,邪悪な怪物的なものがいっぱい巣食ってるとか巣食ってないとかそんな感じの古道です.16kmと言うと,普段マイクロやナノなどの単位を良く使うLSI設計者には解り難いかもしれませんが,16km=160億マイクロメートルです.


山の辺の道/入り口

  登山道っぽかったり,車道だったり,何か家の裏道っぽかったり,畑だったり,とにかく全体的に何か地図の適当な部分に線を引いて,「山の辺の道」と呼ばれてるだけに過ぎないのでは,と思わせる雰囲気がそこかしこにありました.


登山道っぽいところ

  スギの木がいっぱいで足場が微妙に悪かったり,登山道のようなところから始まり,



  収穫の直前と思われる稲穂があったり,



  山奥なのかと思ったら普通に家が見えたり,



  寺が沢山あったり,


普通の道

  車が通るような普通の道があったりしました.荒れ気味の道に慣れてきた後にこう言う舗装された普通の道があると,逆に足が疲れました.


謎の果物の木

  オレンジ色をした謎の果物がなっている木を沢山見掛けました.蜜柑にそっくりの形と大きさと色をしていましたが,詳しい事は良く分かりませんでした.


謎の果物の無人販売所

  この謎の果物の無人販売所が至る所にあって,安くてとても美味しそうだったので買ってみたくなったのですが,結構な荷物になってしまい16kmの踏破が危うくなりそうだったので買わないでおきました.なので結局,この蜜柑にそっくりな謎の果物の正体は分からず仕舞いでした.


途中休憩した建物

  全体の半分くらい進んだところで,自販機が置いてあって勝手に入れる建物があったのでそこで休憩しました.実は既にこの時点で足が痛くて大変でした.もっとちゃんとした運動靴を履いて行かなかった事が悔やまれます.

  後半は皆疲れてきて,あまり写真を撮らなくなったり会話の内容が非常に変になってきたりしてました.

  「最近さ,エコが流行ってるけど,ブランド物のエコバッグとか,エコだか何だか良く分からない物まで流行ってるよね.」
  「エコとか言われてても全然エコじゃないよね.」
  「『えこひいき』とか,どこがエコなのか良く分からないよね.」

  こう言った生産性のありそうにない会話をしていました.


子猫

  道中,とても小さい猫が座っていました.生まれたばかりなのか,いつも見る野良猫よりもかなり小さくて驚きました.猫単体の写真だとどれくらい小さいか分かり難いので,隣に携帯電話を置いた写真も撮りました.


子猫と携帯電話

  これで猫の小ささが良く分かるのではないかと思います.手の平どころか指2〜3本に載るくらいの大きさですね.皆さんが「幾ら何でも小さ過ぎじゃね?」って思うのも良く分かります.だってこの写真は合成だしね.

  本当の大きさは以下の写真の通りです.


無加工の子猫

  大体,家と同じくらいの大きさだと言う事がお分かり頂けたでしょうか.



  その後,畑とか山道を通ったり池の傍を通ったりして夕方になったりして,一応,この山の辺の道の最後の寺に辿り着きました.ついにラスボスとの戦いを目前に控える事になったのですが,3人ともここまで歩いてきて疲れ切っていました.


ラスボス(右)

  この寺にはニワトリがいっぱい居ました.派手な色彩のヤツが居たので多分コイツがラスボスだと思って追い掛けたら物凄い勢いで逃げられました.ちょっと触るくらいいいじゃないかよ・・・.あとKijokazu氏とヴェハーリ氏に「こんなに歩いたのに元気だね.」と言われたのですが,疲れてるのにニワトリを触りたくて無理をしただけです.

  ラスボスに逃げられ無事に世界は平和を取り戻した後,辺りがだいぶ暗くなったところで大阪城に行きました.


夜の大阪城

  激しくライトアップされていました.カラーリングがνガンダムっぽいと思いました.近付いてみると,城よりも寧ろ後ろのライトの光が強過ぎて大変驚きました.強い光が上斜向きに来てると,地面が真っ暗に見えて階段が何処にあるのかも判らなくてちょっと怖かったです.


遠くから見た夜の大阪城

  遠くからもう1枚撮ったところ.辺りが暗くてもとても良く目立っています.この大阪城が,もしも現役で使われてた頃からライトアップされる演出が成されてたとしたら,敵に見付かり易くて城主の人はさぞ大変な生活をしていた事だと思いました.

  疲れた足にムチ打って大阪城の周辺を歩き回った後は,その日に泊まるホテルに移動して,夕食を食べようとして道頓堀まで行ってみました.


テレビか漫画で良く見た蟹

  道頓堀はとても混んでたので諦めて,仕方ないのでホテルの食べ物屋に行ったら値段が物凄かったのでそこも諦めて,足が痛くてもう歩けなくなってきて,結局,近くの居酒屋に行きました.そして,次回からこのメンツで旅行に行くときは自分が食べ物屋の情報を調べて迅速に移動出来る様に計らっておこう,と思いました.冒頭で言った,自分の役割を見付けられた,かもしれません.



  2日目.

  大阪の宿から(俺達はあの地で遣り残した事があったのかもしれない!と思って)再び奈良へ向かい,疲れの残る足を引き摺って法隆寺に向かいました.


法隆寺の中門

  ここは確か聞いたところによると,世界最高の木造建造物だそうです.これ以上,法隆寺について説明しようとするとボロが出まくりそうなので,後はWikipediaの記事でも見ればいいと思います.向こうの中門の写真,日中なのに人が全く写ってないんだけど,どう言うタイミングで撮ったんだろう?


六角形の建物

  屋根にガンガゼ(ウニの仲間)が飾られている,六角柱の形をしている夢殿と言う建造物も見ました.ガンガゼなんて幼稚園か小学生あたりに図鑑で見て以来だったので懐かしくなりました.



  ここは「駅殿」と言う建造物です.と言うのは嘘で法隆寺駅です.この付近は(不動産屋の展示によると)アパートの家賃が割りと安かったです.法隆寺以外にも寺はいっぱいあるみたいだし,寺好きには住み易そうな町ですね.

  法隆寺駅を後にして電車に乗って,奈良駅で昼食を食べた後,東大寺に向かいました.もう足がダメダメで歩いて行けそうになかったのでバスに乗ろうとしたら,道が物凄い混んでて大変でした.30分くらいバスの中で睡眠した後,窓から鹿(とそれを触ってる人)を見て目が覚めつつテンションが上がりました.奈良公園に普通に鹿がうろついてる事を知ったのはこの時です.


沢山の鹿

  公園に普通に人が居るのと同じような感じで鹿が大量に居ました.時間が許す限り鹿を触って周ろうかと思ったけど,そもそも目的は寺を見たり大仏を見たりする事なので,道の途中に座ってる鹿にタッチしながら大仏を見に行きました.


大仏

  大仏.コンバトラーVくらいの大きさだと想像してたんだけど,実際はマジンガーZくらいの大きさでした.後ろの金色の部分に小さい大仏がいっぱい付いてるのが何だか滑稽でした.あと,近くの大きい柱に穴が空いていて,どうやらそこをくぐると縁起の良い何かがあるらしく,100人以上の人がその柱をくぐるための行列を成していました.後ろの人は1時間待ちくらいになってしまってるような・・・.そんなに長時間待ってる時点で,縁起どうこうの前に時間が勿体無いと思いました.


正倉院

  金堂(大仏のあるところ)を後にして次は正倉院を見ました.写真が白飛びしまくって修正してもかなり酷くて済みません.しかしこの建物はどうやって中に入るんだろう.階段も見当たらないし.フック付きのロープを投げてよじ登るんでしょうか.

  建造物を大体見終わった後,帰る前に鹿と戯れました.


鹿と遊ぶJuuma

  自分が鹿と遊んでいるところをヴェハーリ氏に撮ってもらいました.Kijokazu氏には「鹿を羽交い締めにしているところ」と言われたのですが,全然羽交い締めとかそんな事はしていないと言うのが公式の見解です.「公式」とか言っておけば勝ちみたいに思ってます.本当はこのまま抱きかかえてゴロゴロしてみたかったんだけど,意外と重くて持ち上がりませんでした.ゴマ(うちの犬)とそれほど変わらない大きさだと思ったのに.

  その後は,せんとくんの着ぐるみの人を探したけど見付からなかったり,お土産を買ったり,帰りの新幹線で寝ながら帰宅し,その日の夜も10時間くらい寝たりしてました.最初に行った山の辺の道でかなり体力を消費した所為で,もっと早く旅行記を書こうと思ってたけどこの通り2週間も遅くなってしまいました.これからは体力を無くさないように気を付けて生活した方が良いと思いました.

記: 2008/11/16(Sun.)


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